ページ 7 柿の島
昭和43年末の営林署による運材列車の運行が廃止されてから、遠山森林鉄道は西沢渡、大沢渡からレールは撤去され、私が訪れた時には梨元−柿の島間だけに短縮されていました。
柿の島は当時の終点でありましたが、ここが信和林業の木材の積み出し場所でもありました。柿の島には側線が二つあり、一つは営林署、もう一つが信和林業のものでした。また、ホッパーもここでトラックに積み替えられていました。

柿の島の線路の一番はずれに鉄製のターンテーブルが設置してありました。信和の機関車は一方向きで運用されていたので使ってませんが(使えない?)、モーターカーは、運転台が前方で運行しますので梨元から上ってくると、ここでまず向きを変えました。ちなみに梨元ではデルタ線を使って方向転換していまし た。













下:鉄製ターンテーブル
上:今日は積み出しの材木が特に少ないようで台車は2車しかなく、閑散としています。信和林業の側線。