いつかどこかで４
筑豊本線、蒸気同士の併走／追越し＋すれ違い

追い越し　すれ違い

蒸気機関車同士の平走あるいは追い越しというのは、ある特定の線区で、少しばかりの幸運が伴わないとみられない光景でした。
今回お見せする追い越しは、筑豊本線の４線区間（折尾−中間）の下り線での出来事で す。若松始発の客レが定時より遅れて折尾を出発し、本来は客レの後を中間駅に到着する貨物列車が速度を落としながら４線区間上で客車列車をやり過ごすのにちょうどうまく出会ったときの記録です。
1971.3.12の出来事でした。

門司方面から、Ｄ６０３１牽引の貨物列車が速度を落としながらやってくる。その後方から若松発のＣ５５５２牽引の客車列車が追いかける様に接近する。客車列車は定時より若干の遅れ。

Ｃ５５５２牽引の客車列車が次第に接近する。

貨物列車はブレーキをかけながらなおも速度を落としてゆく。

客車列車牽引のＣ５５５２がＤ６０３１を追い越してゆく。Ｄ６０３１の機関助手と指導機関士は追い抜く客車列車の方を見やっている。

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客車列車が追い抜いた後、貨物列車はかなり速度を落としゆっくりと中間駅の方に向かって行く。Ｄ６０３１は出場後まだ間も無いのか、かなり綺麗である。

こちらは、同じ日、同じ場所のすれ違いです。逆向きの9600の牽引する若松行きの貨物列車と、若松始発のC55牽引の貨物列車のすれ違いです。